アイク(消費者金融)のCMを見ました。アイクからAICに変わるらしいです。何がどう変わるのか? 私は、電話帳の五十音順でより上位に来るためでは、と思っていました。
 しかし、手元のタウンページを見ると、アルファベットだろうがカタカナだろうが、読みの五十音順で並んでいました。これじゃ順番は変わらないじゃないですか。うーん、アイクの意図が見えない。

 それはさておき、電話帳の上位争い(?)は結構熾烈なのです。「あ」で始まる大手消費者金融をざっと挙げてみると、アートクレジット・アイオイ・アイク・アイフル・アコム……
 有名な消費者金融は「ああ」と「あい」に集中しています。

 引越し業者も結構「あ」に集中しています。アーク・アート・あおぞら・赤帽……。最初の「あ」だけで何ページ分あるでしょうか。それに比べて、「い」から始まる引越し業者は4つしかないですよ。「う」なんてたった1つです。

 やたら「あ」にこだわる消費者金融と引越し業者。この2つの業種の共通点は、「利用者とのファーストコンタクトが電話であることが多い」こと、それから「他社との比較がしにくい」ことだと思います。
 消費者は、これらのサービスを利用する際にまず電話帳を見ます。そして、どの会社を選べばいいのかわからないので、とりあえず上の方にある番号にかけてみます。つまり、電話帳の上位にある会社が有利になるんですね。だから彼らはやたらと「あ」にこだわるのです。たぶん。

追記(2004.3.20)

 果たして、これは正しいのかどうか……。間違っていても責任は取りませんのであしからず。

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