動物を飼うというのは大変なことなのだ。雨でも雪でも台風でも、散歩は必要だもんねぇ。犬の散歩は単なる運動ではないので、室内ウォーキング機で済ませるわけにはいかない。
そもそも、動物を飼うという行為自体傲慢だ。それなのに、犬を飼うにしても、小犬のうちだけかわいがって、大きくなったら手に負えないからと言って捨てる人がいる。子供がほしがるからと言って、安易にペットショップで買ってきてしまう人もいる。最初だけかわいがって、そのうち面倒になって世話をしなくなったりする。ときには、ペット虐待のニュースを耳にすることも。
ペットは飼い主を選べないとよく言われる。さらに言えば、人に飼われるかどうかすら選べない。はたして、動物たちにとって、人間に飼われることは幸福なのだろうか？ それとも、災いなのだろうか。
せめて自分が飼っているペットだけは、少しでも不幸を減らしたいと思う。私には、それしかできない。
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