戦争と平和

靖国神社参拝問題とか、テレビで見てて……。そういう番組を見てると、どうでもいいことを考えちゃったりする。

戦争の原因になった……のかどうかはわからないけど、日本のアジアに対する侵略行為が戦争と深く関わってることは、理解できる。A級戦犯が悪いというのも、理解できる。

だけど、彼らは加害者ではあるけれども、ある意味被害者でもあるんじゃないか? と思わずにはいられない。あ、日本を擁護しているわけでも戦争を認めているわけでもないので、その点は誤解なきよう。言うなれば彼らは『時代の被害者』かな。ああいう時代でなければ、彼らは普通の人生を送っていたんだろうと思う。もし彼らが今の時代に生きてれば、きっと「戦争や侵略はダメだ」と言っただろうし、特に目立った犯罪など起こすことなく、普通の人間として普通に生きたんじゃないだろうか。

逆に、私たちがあの時代に生きていればどうだろうか? 他国を侵略したり、戦争したりすることを正義だと考えたかもしれない。「自分は絶対そんなことはない」と思っている良識ある人こそ、そうである可能性が高い。当時の良識こそが、そうだったんだから。

何がいいか悪いかなんて、誰にもわからないのだ。今は、『戦争は悪い』というのが一般的な考え方。でも、何十年か前の一般的な考えは、『戦争しなければならない』だった。

現代人たちは、当時の人々はそういう教育を受けていて、異を唱える者は『非国民』呼ばわりされたからだと言う。それって今の社会も変わらないのではないだろうか。小さな頃から、戦争は絶対ダメだと教育を受けていて、それに反対すると、非難非難の反論攻めに遭う。今の私たちが戦争反対を唱えるのと同じ感覚で、当時の人々は戦争賛成を叫んでいたのではないのだろうか。

追記(2004.3.20)

 読みにくかったので多少文章に手を加えましたが、内容はほぼ変わっていません。それでもまだ読みにくいなぁ……。
 内容についてはノーコメントで。

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